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不二の昆布茶誕生秘話

これは当社の藤井秀一が社長時代に(社)日本昆布協会から業界誌への掲載依頼を受けて寄稿した文章を抜粋したものです。

● 不二の昆布茶誕生の瞬間

終戦後の昭和24年、有限会社藤井商店として塩昆布の製造販売を始めた当社は、昭和33年に社名を不二食品有限会社とし、その年の9月に高松宮、同妃両殿下の御台臨の栄に浴すことになりました。
これは亡父 久一郎から聞いた話で真偽のほどは定かではないのですが、京に都があった頃、敬意をはらうお客様のもてなしとして良質の昆布(時代から察すると真昆布と思われる)を細く切って焦げないように少し焙じ、お湯を注いでお茶代わりにして差し出すということがあったらしいので、せっかく昆布屋の工場に来て頂くのだから、その故事に倣って昆布のお茶でおもてなしをしたい。
そんな経緯で当日、工場見学を終えられ、両殿下が少し休憩をされるときに、温めてきた想いの流れを汲んだ粉末タイプの記念すべき『不二の昆布茶』をお召し上がりいただいたのです。
そのうえ、お代わりまで求められ、感激の極みであった。とよく話をしておりました。不二の昆布茶誕生です。

※ご訪問頂いた際のお写真は今も当社で大切に保管させて頂いております。

● 昆布茶の歴史

鎌倉時代(西暦1168年)、臨済宗の開祖栄西禅師が中国留学から持ち帰ったお茶の種子を京都栂尾の?山寺にて栽培を始めたというのが日本茶の始まりとされています。
しかし、昆布はそれよりも古い時代から遥か遠くの蝦夷地より極めて貴重な朝貢品として都へ送られた記録が「続日本記」に記載されています。
西暦797年の頃です。おそらく精進料理のダシとして利用されたのでしょう。
しかし、先述のように父から聞いた話が何かの文献による引用であれば、昆布の旨みをお茶のように飲用していたのではと推察され、そうであれば日本茶よりも古い歴史をもった飲み物で、これが昆布茶の原型になるのではないでしょうか。
しかし、確証はありません。また、戦国時代には福運を祈って干山椒、小梅、黒豆、昆布を一緒に煎って「福茶」として飲まれた記録があります。
さて、現在の形の昆布粉末に各種調味料を加えた形の昆布茶はどうやら大正時代にはあったらしい。
いずれにしても昆布茶は縁起ものとしてお祝いの席によく出されており、日本人には馴染み深い飲み物で、現在では嗜好飲料としてだけでなく、手軽な調味料、隠し味としても使われています。

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